blessingからの耳より情報

人間力向上で人生を楽しむ。

売り場づくりと接客スキル

当社では小売・接客業界の企業様に対するコンサルティング事業も行っています。

その中でも特に多いお問い合わせは

「売れるトークを教えてほしい」というものです。

当社ではセールススキルアップ研修というタイトルで、
よりお客様を惹きつけ、より多く商品を購入していただくことを
目指した研修プログラムもご提供しております。


ですが、即売れるための研修と言うのは、正直、難題ではあります・・・。

そこで一つ、今まであった事例の中でも、多く見落とされがちな点を

ご紹介したいと思います。

結論から申し上げると「売り場と接客が連動していない」ことが多いのです。

売り場は非常にきれいに作られているものの、接客スキルに不足があるケースが

非常に多く感じられます。

なかなか声を掛けられない、声を掛けても中々盛り上がらない、

説明がわかりにくい、などなど・・・

こういったトーク力の弱さの要因は言った何なのでしょうか?


一つ考えられるのは、「売り場に頼りすぎている」、

言い換えれば「売り場に商品の販売を任せてしまっている」

ということがあるのではないでしょうか。

もちろん、売り場づくりの重要性はご存知の通りです。

見やすく、わかりやすく、清潔な売り場。
きれいに整頓されたディスプレイ。
細かく説明が施されたPOP。

完成された売り場は、お客様の購買意欲を向上させることは間違いありません。

ですが、思い返してみたいのは、売り場が完成されているあまり、

接客を怠り、POPに商品説明を任せっきりになっていないか、ということです。

売り場づくり、ディスプレイはあくまで接客の一助と考えなければなりません。

今までにない技術をもった商品や、コンビニに並んでいるような最寄品であれば

指名買いが期待できますが、アパレル商品など競争が激しく、

市場が飽和している業界については、その特徴や性能、効果、メリット、

利用シーンなどを口頭で説明する必要があるからです。


POPにそうした情報を記載することもできますが、その情報量には限りがあります。

ディスプレイ、POPにはあくまでスッキリと触りの情報のみを記載し、

あとは口頭の接客でフォローする。

こうした考え方でディスプレイをすることで、売り場と連動した接客が

可能になってきます。

販売は、見た目だけでも、口頭だけでもできません。

その双方を活かした販売方法が必要です。