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「軽症うつ」 という病気

こんにちは。今日は、秋らしい風が心地がいいですね。

今日も爽やかな気分で仕事をしたいものです。

しかし、爽やかな気分で仕事がしたくても、できない人もいるのではないでしょうか?

みなさんは「軽症うつ」という病名を聞かれたことはありますか?

その名の通り、うつ病の軽い症状が表れたものですが、

そう簡単に済ませられるものではありません。

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笠原先生の著者『軽症うつ』(講談社現代新書)

参考にすると、軽症うつが重度のうつ病に発展し得る、

非常な危険な病であることがわかります。


なぜ危険かというと、その「軽さ」ゆえの理由があります。

うつ病の症状といえば、おっくう感、倦怠感、焦燥感といった精神的症状に加え、

自傷行為、自殺行為といった行動的症状が想像されます。

軽症うつは、基本的にはこれらの症状が軽度のものと考えられますが、

軽い、すなわち気付きにくいのです。

気付かないのは、周囲だけではありません。
自分自身も気付かない場合があります。

特に自分が気付かない場合、例えばなんとなく調子が悪いだけ、

風邪っぽいなどの理由でろくな休養をとらず、症状を深刻化させるケースが考えられます。

上長の方は、課員の出す無言のシグナルに気付く必要があります。
調子が悪そうだ、大きなため息が止まない、遅刻が多くなってきた、

口数が少なくなった、などなど。

厳しい上長の方であれば叱咤することで終わってしまうかもしれません。

しかし、軽症うつという病気の存在を知り、普段から目配せを怠らないことで、

自身を支えてくれる部下を守ることができます。

近年、この軽症うつは残念ながら増加ペースにあるそうです。

気の持ちようだ、などとおっしゃらず、こうした部下や同僚へのメンタルケアも

重要な業務のひとつとして考えなければなりません。

人財育成を考えるにあたり、上長の方は、

課員の状態や体調には十分配慮していただきたいと思います。