色が及ぼす効果
小売業、サービス業など、接客に重きを置く業態おいては、
スタッフの身だしなみにも気を配りたいところです。
スタッフの制服や洋服に施された色も身だしなみの一要素ですが、
色は様々なプラス、マイナスの印象を相手に与えます。
例えば、赤。
情熱的で力強さをイメージさせ、強いリーダーシップを感じさせます。
アメリカの大統領演説などでは、こうした効果から
赤色のネクタイを着用することがあるそうです。
一方で、暑苦しさやうっとおしさを感じさせるカラーでもあるそうです。
次に青。
冷静沈着、クールで賢そうな印象を与えます。
集中力を高める効果もあり、サッカー日本代表のユニフォームが
ブルーを使用しているのも、そうした理由からだそうです。
反対にマイナスに働いた場合は、冷たさや暗い印象を与えます。
その他にも、緑は平和的、紫は高貴な印象、黄色は明るいイメージを与える、など。
また興味深いのは、こうした色のイメージが
国や地域、時代、流行などの要因によって、様々に変わってくるところです。
たかが色、かもしれませんし、売上に与える影響は微小かもしれません。
ですが、ちょっとした工夫が印象を変え、
接客中の会話の盛り上がりを助けたりすることは考えられます。
身だしなみの一つとして、色による戦略を楽しんでみてもいいかもしれませんね。